忍者ブログ
貴方は消えないで下さい。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


by
散文があったのでまとめて上げとく



 「愛してる」「私も」なんて甘い。想像を何万回したことだろうか、恥ずかしい話じゃないか。買えないかなんて非現実な想像はとうにやめた。一番現実的な想像は「嫌い」そんな悲しい言葉言わないでおくれよ、究極の言葉じゃないか、マイディア。どれだけ練習しても慣れやしない言葉。彼は知ってる、私の嫌いな言葉を。

 いつもどうりの椅子の軋み、いつもどうりの秒針の音、いつもどうりのこの気温。少し肌寒いと性的に気持ちよい。いつもどうり考えることは一つだ。彼女に、ついて。私の頭の中の言葉は浮かんでは消え、浮かんでは消え、秒速マッハ2で消えていくものですからきっかけなんてのはいつも残ってない。だいたい視界に入ったものや、懐古している時に触れたとかが妥当だろう。悲しいかな、私の纏う殻の中には彼女の思い出しか入ってないので時に辛い。懐かしむとはいかがなものか、記憶を辿るだけならば現在とのギャップに少し心を痛めるだけで済むんだろう。ほろりと涙は落ちるかもしれない。物色し始めたら終わりなのである。メールという現代の進化は恐ろしいものであって、懐かしんで見ているうちに本人とメールした気分になってしまっているのだ。麻酔じゃないか、ぼろぼろと涙が落ちたかもしれない。まるでオナニーだな。シラフに戻った時の絶望感は凄まじい。これが依存ではないかと疑い始めたのは近い話しだ。そしてまたいつもどうり懐古という型で彼女について考える。

 寂しいなんてセリフはまだ持ち合わせてない。可愛らしい服を着た自分を見たとき酷く滑稽な気持ちを抱かされた。いつもどうり、もうやめようかな、なんて思っては打ち消す。なんでと尋ねきる術を持っていない。冷たさに過敏な自分に酷く呆れる。いつもどうり、「愛してる」「私も」と想像しては打ち消す。

 そうして私は待つ、手の甲にキスだけして我慢しよう。王道は時代を超越して支持されるからこそ王道なのだ。わが薔薇よ、きみがいなければ、私はこの世界を無と呼ぶ。この世ではきみが私のすべてなのだ。愛しているよ私の可愛い子。ダーリン、伏せて待ってるよ。






――――――――――――――
「成功、注目、公正明大」そんな嬉しい意味を貰っていながらこの心は何だろうと、ふと寂しくなった夜に短く考えてみるのである。現実に満足していないのだろうか、もっと愛を食べたがっているのだろうか。例えるならば雛鳥の成長期の様に思う。無償に慕い愛の餌を貰って肥大、愛の量は増えてゆくばかり。増えてるんだと実感したとき、足りないんだと叫んだとき、もう雛には戻れないのだとおもう。本気になりすぎてしまったよ。
公にできないとか、分かってたはずなんだけれどもね。現実に満足していないのだろうか。してないんだろうな。もっと食べたいのだ、きっと誉められて伸びるタイプね!貧しくなると社会主義になって困る。いつからこんなに臆病なんだい、資本主義に戻りたいね。

 餌を欲しがりすぎた雛鳥は巣から身を乗り出しすぎて落ちるのです。そうやって巣立っていくのかな、悲しくもそれは見放し、見放されるのと同様に見える。夜が明けたらまた鳥は鳴くんでしょう。夜が明けたらまた私も泣くんでしょう。
PR
日常
by 五化
コメント(0) トラックバック()






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


 
 

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
最新記事
プロフィール
HN:
五化
性別:
非公開
[PR]

Designed by TABLE ENOCH
Powered by 忍者ブログ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30